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20120728経過報告

砂漠の現場は6月中旬からインテリアの工程が完全にストップし30日の図面再デベロップ、その後施工会社とクライアント側工程部の2度の図面審査を経て8月中旬には図面を引き渡す予定でした。7月16日に図面一式をクライアント側に提出し、25日に図面審査会が行われる予定でしたが、24日クライアント側の内部会議でホテル管理会社からこの期に及んで修正意見が提出され、クライアントも承認。エントランスホール部分の案が大きく変更される事になり、図面審査どころか方案からのやり直し。(ホテル管理会社がなんでこのタイミングで意見を再度出してきたかというと、ちょうどこの一週間前の会議の場で大喧嘩して「もっとマジメにやれ!」とダメ出ししたところでした。その結果がこの始末。別に建築の事言ってたわけでは無いんですが。。。)。 方案からやり直しとなると施工図提出まで最低でも1ヶ月半。クライアントもホントに今年この現場を再開させる気があるのかどうか疑わしいところです。


しかしながら現場が止まることで今まで見えてこなかった問題も見えて来ました。今年の中国東北部は非常に雨が多く、今月一ヶ月だけで3度も大雨に見舞われています。昨年は雨水処理について大きな問題にならず今年初めにクライアントも一部を除いて周囲に自然に排水して浸透させていくと言う方針を決めたばかりでしたが、今年は連続する大雨や工事の影響で一部排水が上手く処理しきれず敷地内に溜まっているところが散見されるようになりました。場所によっては砂と一緒に建築周辺にまで流れ込んできて避難ドア周辺にたまり、強風に晒されドア下部から内部に浸透して来ている場所もあります。


これにより本来屋外工程は本来インテリアと同時進行か少し遅れてはじめる予定でしたが先に屋外の工程特に雨水処理や舗装部分の施工を始め、少なくともインテリア工事に影響のない程度まで先行して進めるという判断になりました。ですので8月中旬からインテリアの工事再開という話は益々遠のいてしまいそうです。


なお今月少なくとも3度の大雨に見舞われましたが天井やトップライトから漏れている所は見当たりませんでした。ほっ。