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110426-28

110426[ZQGP]
早朝よりZQGPへ現場視察
もともとこのプロジェクトはオルドス郊外のジオパーク建設に当たって入口付近のデザインと、ツーリストセンター周辺の景観、会所、中に建設されるトイレや売店などの小さな建築がメインであったが 、こう言う政府勅令のプロジェクトは担当者に如何なる長期展望も戦略もなくただ目前の任務を淡々とこなすだけ。仕事が終わればさっさと昇進に次の部署に変わっていく。投資方も此処に投資すると背景にもっと大きな炭鉱などの資源開発の利権が得られるためで、此処で収益を得ようとは全く思っていない。よって全体のマスタープランはグズグズで将来的な経営戦略も曖昧。そんな状況では建築を設計する方も気持ち悪いので中国のジオパークの専門家や地質学者、植物学者等を集めてもう一度このジオパークの位置付けと戦略に基づいたマスタープランを提案しようと10人からなるチームを組んで視察に。地質学的には非常に重要な場所で世界地質公園の登録も可能なほどだそう。これからその価値の見直しやポイントに付いて一緒にまとめマスタープランの作成に入る予定。


110427-28[XSW]
週明けに王社長(CEO)から連絡で”ホテル第3層を大きく変更したい”と連絡が。早朝ZQGPの現場から直行で駆けつける。ホテル管理会社も含め内部のプログラムを再度調整。なるべく大きな変更は避けたいのだが。。。現場は鉄骨ももうほぼ組みあがっているのでなかなか変更が難しい。

》》並行してサンプルルームの現場打合せも
内装CHについて再度確認。
トイレやシャワールームなどの石張りの納まりを協議。
照明の懐が図面どうり納まらないので仕様等を少し変更。
床仕上げレベルをSL+80で統一。
建築側の給水一次施工の高さがバラバラ、しかも冷温が逆だったりめちゃくちゃ。地元の施工レベルはこんなもん。なので建築側の給水工事は共用部までで室内引きこみから内装業者がやるように変更。そのほうが施工精度が良い。
冬季休業時の事も考え給水管に保温処理をするように指示。
内装木壁の仕様を確認。
隔壁の遮音仕様について特に梁や貫通部の処理について徹底するよう指示。
ホテル管理会社よりメンテナンス性について質疑、各業者で排水継手部分などでメンテナンス性を確保するよう指示。
などなど。。。