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20110826-29 上海−苏州−杭州−深圳−东莞

施工管理会社、施工会社、石材メーカー、など南に集中する数社を一気に視察。視察の内容として内装施工会社のJ社本部と石材メーカーのU社は群を抜いていたので特筆。

深センRitzから見た深セン証券取引所(OMA・施工中)。

中国最大の内装施工会社J社は業界内唯一の上場企業で5,000人を超える社員に徹底した教育システムと設計監理体制を唄っていて特に丸投げをしない・看板を貸さないという原則に基づいていて全国各地の現場を直接設計・管理する。確かに本社ビル含め視察した各地の超高級ホテルはどこも材料の質、納まりともに日本や海外の高級ホテルに引けを取らない納まり。事実中国のほとんどの内装施工会社は全国規模を唄いながらも実際は地方の業者に看板を貸しているだけで技術レベルや専門性に乏しい場合が多く、この翌日に視察した内装会社G社は全国規模を謳っているがちょっと大きな内装事務所といった程度で組織的に品質管理に取り組んでいる印象は一切なかった。このJ社は海外設計事務所との協力関係も豊富で日本の大先生の名前もチラホラ、毎日のように送られくるスケッチを基にデベロップ作業をしているのだそうで、ある意味日本人スタッフより沢山交流している感じ。

成果としてもう一つは石材メーカU社
中国国内はもちろん世界中の全ての石材が揃っているというこのメーカーは、受注から専門のデザイナーによるデベロップ,加工時の品質管理まで徹底して石の専業にこだわり,海外の現場や設計事務所との協力関係も多い。ここでも感じたのは規模や量の問題ではなくやはりその専門性にこだわっていること。高い専門性とサービス性の高さ。全国規模に展開しても如何に品質を保かという努力が感じられる。

29日夜に北京に戻り翌朝の便で再び砂漠へ。視察の成果を董事長に報告する予定。