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20110220−21、20110226 僻地観光開発シリーズのクライアントプレゼン。

改めてこういうな〜んにもないところの建築やランドスケープの難しさを知るとともに何かある種共通した考えみたいなものが出来てきた気もする。都市の中で建築を作るのとは違って、そもそもインフラもなく周辺環境もない、ましてやコンテキストなど全くない状況でどの様に建築を位置付け場所を確定していくのかという作業はまるで見渡すかぎり水平線の海の中で場所を決めていく作業のようだ。そうなるともう頼れるのは自然の原理しかなくまるで天と地の境目をデザインしてる心境。

[ZQGP]プレゼンは概ね順調。方案の方向性は承認されたが敷地の場所やスケールなどはまだまだ調整する必要がありそう。会所は翌日改めて現場で場所と規模を検討することに。広場はスケールを調整し機能も当初より簡略化して再検討。入り口の門は概ね承認を得たので持ち帰ってデベロップすることに。
[ZQHL]以前プレゼンしたものの修正案を改めてプレゼン、規模やコストなどクライアント側の意見が色々出るものの最終決定者は政府側なのであくまでも参考意見としてあるものは右から左へと聞き流す。メインのホテル部分は我々の推薦する案より二番目の案のほうが規模やイメージ的に良いという意見であったが以前に政府側から1番目の案が良いという意見が出ているので再度政府側との調整が必要。黄河漁村をテーマにしたレストランの部分は当初の場所を変更する可能性もあるとか。。。屋内スキー場と屋内水泳場は投資や運営計画についてもう少し詳細に検討して決定するとのこと。

20110226[ZQGP][ZQHL]早朝より北京にて首長プレゼン。何を隠そうこのプロジェクトのクライアントは元々この首長の秘書長でもある。ただならぬ関係が背景にうごめくが何にせよ最終的な案は政府側で決まる。プレゼンは順調でクライアント側とは全く違う意見も出てきたがそもそものマスタープランの問題点も多く保留の問題も出てきた。とはいえ前回プレゼンからの修正事項について概ね承認。