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101223

先日決まったレストランボリュームの内部プログラムについて王社長と終日打合せ。
途中当地の観光局長と計画局長が来られたので現場へ案内。
現場にてエスカレーターの業者と搬入・設置方法など打合せ。
その後副社長と二人でひと通り現場を見て回り現場の状況を説明する。

中国ではゼネコンは存在せず各業者・各メーカ共クライアントにより分離発注されるので、プロジェクト開始当時は全体の明確の予算はなくどんぶり勘定でスタートしその後場当たり的にメーカーや業者が次々と決められていく。その為仕様にこだわればこだわるほどどんどん建設費は嵩んで行くことになる。また日本のように建築家という代理人がいないのでメーカー選定も風評や偏見に左右されがちで値段に対して妥当かどうかの判断ができずに価格に合わない製品を選定してしまったり、おおよそ不合理な見積のままサインしてしまったりというケースがおおい。

今回はクライアント自身も建築経験者ということもあってメーカー選定は慎重かつ見積に関しては合理性を徹底してはきたが、いいものを作りたいという思いもあってあらゆる方面で値段が膨らんできている。

現場を視察する途中、逼迫する工期や予算、納まりになどに対しての意見を右から左へ受け流しつつ一回り。以下主な会話の内容。
・各工程のスケジュール確認と搬入経路の確認
・擁壁と客室の間の砂の処理。特に斜めの部分について。
・内装設計のスケジュールとサンプルルーム開始時期について
・中廊下部の仕様
特に搬入資材の保護や、養生について問題があると指摘し、王社長側も現場の防火管理につちても徹底するよう関係者に指示しました。
(直径100Mのエアドーム。将来ココに劇場などがはいる。)
(ホテルの客室内部からの景観)